受け継がれてゆく『伝統人形芝居』 IN 飯田2024
中村園太夫座
阿波遍路恋唄 ワッペン公演
阿波を外題とする人形浄瑠璃を創作
阿波人形浄瑠璃の一座、中村園太夫座が活動する徳島県は、江戸時代から人形浄瑠璃が盛んな所。ところが、地元阿波を外題とする人形浄瑠璃がなく、四国の風土と文化を知ってもらおうと「阿波遍路恋唄」を創作しました。四国遍路に行ったことがなくても、お遍路さんやお接待の文化が理解できる作品。
あらすじ
お遍路のお梅は、四国霊場二十一番礼所太龍寺の先、オトンボ山で足をくじいて動けずにいました。そこへ麓の村の竹一とお松がやって来て、お梅を介抱します。お礼がしたいと申し出るお梅でしたが、お遍路さんに親切なのは当たり前のこと…と、二人はお遍路とお接待のことを語り始めます。