人形劇のまち飯田の歩み
伝統人形劇を基盤に「人形劇カーニバル飯田」の誕生
1979年、国際児童年の年「いいだ人形劇フェスタ」の前身である「人形劇カーニバル飯田」が始まりました。伝統人形浄瑠璃や伝統芸能の宝庫と呼ばれる飯田に「子どもたちに夢と希望を」との願いと「全国的な人形劇の祭典を」という思いが重なって、全国からプロ・アマを問わず、人形劇を愛する仲間が集まってきました。そして、回を重ねるごとに人形劇人の市内パレードやウィンドー人形展など、カーニバルならではの企画が次々と生まれ、参加劇団数、上演数、観劇者の数も年々増えてきました。
1986年、アジアの人形劇人が集まって初めての本格的な国際人形劇フェスティバル、ウニマ・アジア会議が開催されました。 1988年、カーニバル10周年には、世界人形劇フェスティバルが開催されました。その年、人形劇専用の人形劇場がオープン。ウニマ(国際人形劇連盟)本部が置かれているフランスのシャルルヴィル・メジェール市との友好都市提携が締結されました。
1998年、カーニバル20回を記念して「世界人形劇フェスティバル」を開催。しかし、この年を区切りに人形劇カーニバルは終了することになりました。
市民主体のおまつり「いいだ人形劇フェスタ」の誕生
1999年、市民主導の「いいだ人形劇フェスタ」が新たに誕生します。この祭典は、創る人のすべてが誰に強制されることなく、主体的に関わっていこうというものです。 2000年、第2回からは「家族再発見」、「人形劇だからおもしろい」など毎回テーマを掲げ、大型人形劇、影絵、糸操りなどテーマに沿った特集を組むようになりました。 また、小さな子どものための「初めて出会う人形劇」、各店舗の工夫を生かした「ウェルカム人形展」、子どもたちが人形劇を演じる意味を研究するパネルディスカッションなど、実行委員の発案から人形劇の様々な側面にスポットを当てた取り組みが生まれました。
2008年、フェスタ10回を記念して「世界人形劇フェスティバル」を開催。「人形劇のまち30年」を振り返る「メインセレモニー」、韓国の春川人形劇フェスティバル、台湾の雲林国際人形劇フェスティバルとの「東アジア三大人形劇フェスティバル友好提携式典」など、記念の行事が開催されました。またこの年、フェスタのマスコットキャラクター「ぽぉ」が誕生し、フェスタの顔としても活躍しています。
市民による人形劇活動の充実と世界との連携
2010年以降、様々な人形劇講座が開催され、市民の人形劇活動が盛んになります。2013年にはNPO法人いいだ人形劇センターが設立され、そのプロデュースにより人形劇「人魚姫」(2015年・2019年)や巨大人形劇「さんしょううお」(2017年・2018年)など、市民が演じる人形劇がフェスタでも注目されるようになりました。
2011年、飯田市は世界15か国21都市と共に人形劇の友・友好都市国際協会「AVIAMA」を設立し、世界中の人形劇を支援する地域との交流が始まりました。2013年フェスタ15周年にはアジア人形劇フェスティバルを開催し、アジア各国の人形劇をお互いに学び合う相互交流ワークショップを開催しました。2016年にはポーランドとの国際共同制作を行い、制作作品は現在もポーランドの劇場で上演されています。2014年からは北海道や愛知など地域特集を開催し、国内の様々な地域との連携も強化しています。
2018年、人形劇のまちが生まれて40年を記念して世界人形劇フェスティバルを開催。世界六大州全ての地域から28劇団が参加し、多様な人形劇公演が繰り広げられました。また、世界フェスに併せてAVIAMAの総会も招致し、国際的な人形劇のまちとして存在感を高めました。
受賞歴
受賞年月日 | 表彰名 | 表彰団体 |
---|---|---|
1987年(昭和62年)10月24日 | 民間ユネスコ40周年記念表彰 | 日本ユネスコ協会連盟 |
1988年(昭和63年)5月9日 | 第23回モービル児童文化賞 | モービル石油株式会社 |
1988年(昭和63年)6月23日 | サントリー地域文化賞 | サントリー文化財団 |
1988年(昭和63年)11月10日 | 国土庁長官賞 | 国土庁 |
1989年(平成元年)5月3日 | 長野県知事表彰 | 長野県 |
1989年(平成元年)4月18日 | 第5回全日本イベント大賞 奨励賞 | インタークロス研究所 |
1992年(平成4年)3月3日 | 国際交流基金地域交流振興賞 | 国際交流基金 |
1994年(平成6年) | ふるさとづくり振興奨励賞 | |
1994年(平成6年)8月1日 | 第1回優秀観光地づくり賞 | 日本観光協会 |
1996年(平成8年)1月9日 | 自治大臣表彰 | 自治省 |
1999年(平成11年)3月15日 | 第21回山本有三記念郷土文化賞 | 石川文化事業財団 |
2002年(平成14年)4月15日 | 第6回ふるさとイベント大賞優秀賞 | 地域活性化センター・58新聞社 |
2005年(平成17年)2月7日 | 第10回NHK関東甲信越地域放送文化賞 | NHK日本放送協会 |
2005年(平成17年)10月26日 | 信州ブランドアワード2005大賞 | 長野県デザイン振興会 |
2005年(平成17年) | 第7回優秀人形劇顕彰制度特別賞(アザレア賞) | |
2009年(平成21年度)7月6日 | 第16回信毎賞 | 信濃毎日新聞社・信毎文化事業団 |
2012年(平成25年度)1月18日 | 地域創造大賞 総務大臣賞 | (財)地域創造 |
2015年(平成27年度)1月23日 | 地域再生大賞 関東甲信越 ブロック賞 | 地方新聞46紙・共同通信 |
歴代ポスター・ワッペン
フェスタの顔として親しまれた歴代のポスター(1980年〜)、ワッペン(1979年〜)は、人形劇の楽しさを伝えるものや飯田をイメージさせるビジュアル、その年のテーマを反映したデザインも多く見られます。ギャラリー形式でご覧ください。
フォトギャラリー
いいだ人形劇フェスタ 報告書類
リモート会議録
2021年10月19日
2022年5月11日
2022年11月21日